看護師は身内の医療相談にこうやって答えてるよ!の事例をシェアするよ

どうも、ナースあさみ(@asami300765)です。

看護師をしていると、身内や友人からいろんな相談をされます。
できる範囲で答えているんですが、今回、めちゃくちゃいいケースがあったので紹介させてください。

 

というのも、私の祖母が乳がんになったんです。
これに関しては、うんそっか!という感じなので心配はご無用です。

彼女、これまでにも、脳梗塞、高血圧、認知症、酔っ払って転倒からの大腿骨頸部骨折、糖尿病、心不全…と、病気の経験値高めな人生を送っているので、家族もまたか…!という認識。

その先が肝心。
以前、私は外科病棟にいたんです。しかも乳腺外科。
だから、乳がんのケアは十八番なの。

そんな私に、乳がんと聞いてあわてふためく叔父から怒涛のLINEがきたので、個人情報は伏せつつ、どんな風に対応したのかをシェアしてみます。

医療従事者はこんな風に考えてるよ〜!が、伝わったらうれしい。

 

ここから

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お母さんから、おばあちゃんが乳がんだと聞きました。
LINE
でシェアされた質問内容に看護師の立場で解答しています。

残念ながら、おじさんの欲しい言葉だけではありません。
一部、厳しい言葉があるかもしれないけれど、許してください。

 

相談その1:がんが進んだ場合、痛みってどの程度のものなの?

A:がんに対する痛みには、医療用麻薬を使うことが多いです。

麻薬と聞くとびっくりするかもしれないけれど、がん患者さんに使用する場合は、いわゆるテレビや新聞の報道にあるような頭がおかしくなるような症状は出現しにくく、むしろがんの疼痛緩和に有効だと言われています。

それほどまでに、がんにより痛みは強く緩和が難しいものであることの裏返しでもあります。

もちろん、いきなり医療用麻薬を使うことは珍しく、通常の痛み止めを内服しつつ徐々に導入・増量していくことが多いです。

ただ、がんの痛みの感じ方や薬の効き方には個人差があります。

薬を使うことでまったく痛くない人もいれば、痛みで眠れない人もいます。
こういう人には、睡眠導入剤や精神安定剤を併用することもあります。

症状が進行し、内服が難しくなった場合には貼り薬や座薬もあるし、点滴で投与することも可能なんです。

 

相談その284歳でも手術はした方がいいの?

A:今は、100歳でも手術する時代だからアリだと思うよ!

なので、担当の先生が手術しましょう!と言ってくれたのなら、手術も選択肢のひとつなんだ、という認識で良いと思います。

ただ、手術のリスクもあります。

手術に際しては医療用麻薬を使いますし、人工呼吸器で呼吸を管理するので肺炎のリスクがあったり、手術時間のあいだ寝たきりになるので血栓ができる可能性もあります。

術後は、体力が落ちて寝たきりに近い状態になったり、昼夜逆転して認知症症状が進んだりすることだってあります。

これは、もう手術をしてみないとわからないことなので、あくまで可能性だと思ってもらえるといいでしょう。

 

相談その3:実際、どれくらい手術が行われているの?

A:かなりの人が手術している、という実感です。

基本的に診察って、診療ガイドラインという手引書みたいなものがあって、それに準じてやってます。

手術適応の人はしたほうがいいというのが医療従事者の認識。
私も手術できるなら、したほうがいいんじゃないかな~と思います。

手術の痛みは一瞬だけど、手術しないでがんを温存した場合、痛みがどんどん増悪していくことだってあります。

痛みのなにがつらいって、本人が痛いのはもちろん、苦しんでいる姿を見る周りの人たちがつらい

おじさんはメンタルが強いタイプじゃないと思うので、傍でおばあちゃんが苦しんでいる姿なんて見てられないかもしれないから、そういう意味でも手術という選択肢はアリだと思うよ。

 

相談その4:寿命との兼ね合いで積極的な治療を見合わせたりするの?

A:見合わせることもあります。

けれど、外科医の視点でいえば全身麻酔に耐えられなさそうな場合のみかな。

原則は、抗がん剤や放射線療法含め、積極的な治療を進めるのがスタンダード。
手術をする時って、心臓と肺の機能、そして腎臓の数値あたりを見るのだけれど、明らかにこれらが悪い人には手術は勧めない。

だから、よっぽどじゃない限り手術することが多いかな。
あとは、抗がん剤は放射線療法もあるので、ケースバイケースって感じです。

 

いずれにせよ、先生から話を聞いて

おばあちゃんが自分で決める選択が一番ベターだと思います。

おばあちゃんの身体だし、おばあちゃんの人生なので。
私たちは家族であって、本人ではないのよ。

 

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ここまで。
また、進捗があったらブログ書きます〜

ではまた。

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