熱中症にならないために!脱水症状の基本を解説します。

どうも、ナースあさみ(@asami300765)です。

ほんと、この暑さのせいで熱中症の人増えてますよね…

私も仕事のたびに、緊急入院で熱中症の患者を受け入れていて、ここまで報道やSNSで呼びかけているのに

まだ足りないのか…!

と思う日々です。

 

そんなわけで、知人から脱水について質問があったので、その辺りを解説してみます。

気をつけながら、迫り来る夏を楽しみましょうね!

 

脱水症状=水分を失うことでしょ?

脱水と聞くと、身体から水が出て行くイメージが強いと思いますが

看護師視点で考えると、水が出ていくのはむしろどうでもいいことです。

点滴で解決できることなので。

 

それよりも肝心なのは

ナトリウムとカリウムです。

ナトリウムとカリウムがわからない大人は、今すぐググってください……

塩の成分であるNaclのNa(ナトリウム)と、果物に多く含まれるK(カリウム)のことですね。

 

上の例でもわかるかと思いますが、NaもKも

非常に水と仲良しなんです。

水がそばにいなきゃ生きていけない!みたいなレベルです。

そのため、2人はいつも水とくっついています。
体内に入るときも出るときもいつも一緒。

汗が結晶化して肌の上に出てくるわけないですよね?
汗は水と塩ともろもろが含まれた体液です。
尿も涙もそう。

ということは…

脱水とは、水が外へ出ていくことだけではなく

水と一緒にNaKも、体外へ出ていってしまうこと
なんです。

これが問題というわけ。

 

なんでNaとKが出ていくことが悪いの?

NaもKも、実は身体の中で、めっちゃ絶妙なバランスで濃度がキープされています。

pH(ペーハー)で言うと、7.35~7.45という超狭い範囲を必死で身体がキープしてくれている訳です。
ホメオスタシスの維持とも言います)

そのため、脱水に陥り、NaやKが多すぎたり少なすぎたりすると

意識がぶっ飛びます。

Kに至っては、多すぎると

心停止します。

心臓の中での電気信号マネジメントが狂ってしまうんです。
そのため、筋肉への伝達が途絶え心拍が止まってしまう。

本当に止まります、突然。
※気になる人は心電図、テント状T派で調べてみて下さい。

 

そのため、脱水疑いで倒れて病院に運ばれたら、必ず採血されます。

だって、NaKのバランスチェックをしたいから。

その後、どんな点滴をチョイスするか決めます。

 

点滴にもいろんなものがありますが、ほとんどがこのNaとKのバランス、そして、糖分(グルコース)の量のバランスで幾種類もあると思ってもらって大丈夫です。

なんかよくわかんないけど、とりあえず緊急で点滴しなくちゃってときには、心停止のリスクのあるKが全く入っていないものをチョイスすることもあります。

それから治療スタート、という流れです。

 

脱水症状は、知識でカバーできる

いろいろ説明しましたが

脱水に傾かないようにする

これが一番です。

もう、喉が乾く前に水を飲んでください。
2時間おきにコップ1杯の水を無理やり飲むくらいで、ちょうどいいです。

喉が乾いたな〜と思う時点で、身体はふんわり脱水です。

汗をかいていなくても、無自覚のうちに肌や粘膜、呼吸によっても水分は奪われています。
※専門用語で不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と言います。

 

脱水を防ぐ策として、麦茶と塩タブレットもいいそうなので気になる方はぜひ。

麦茶はKの割合が高く、塩をそのまま舐めることでKとNaをバランスよく摂取できる、という意味合いなんだと思います。

安全に楽しく、夏を乗り切りましょうねー!

ではまた。

1 Comment

mehachi51

いつも楽しく読んでます。 大切な知識身につけさせてもらってます(^人^)

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