全身麻酔で手術を受ける方へ〜準備編〜③外せるものは、外す

どうも、ナースあさみ(@asami300765)です。

 

前回に引き続き、手術の準備シリーズ第3弾!

前回の記事はこちら。

全身麻酔で手術を受ける方へ〜準備編〜①デブは痩せてくれ 
全身麻酔で手術を受ける方へ〜準備編〜②タバコもやめてくれ

 

今回のテーマは

手術の前に外して欲しいもの

外せるものは外す、が原則なんですが

・医療施設であっても外せないもの
・患者さんの協力がないと難しいもの

などあるので解説していきます。

 

メガネ・コンタクト

メガネは手術台に上がる前まで、コンタクトは病室(ベッドサイド)で外すようにお願いすることが多いです。

入室までは歩いていきますが、帰ってくる時はベッドに寝かされて帰ってくるので、そんなに困ることでもないかなと思います。

ピアス

金属はもちろん樹脂製のものも、すべて外してもらっています。

小さいものですし、手術室で無くしたあと捜索が困難なためです。

指輪

ピアスに引き続きこれも鉄則。

高齢者の中には、浮腫んだり太ったりしてしまい、もう人の手では外せない状態になっている人もいます……

が、それでも外して貰います。

理由は、手術で電気メスを使うから

皮膚に金属がついていると、火傷してしまうケースがあります。

もちろん、電流を逃がすために対極板(たいきょくばん)というものを貼って対応するのですが、金属までは対応を保証できません。

そのため、私たちはなんとしてでも指輪を外します。

患者さん

大切な指輪なのに…

長年つけている指輪、私たちだって切断なんてしたくありませんが、すべては安全に手術をして終えるためです。

オイルや布を使って滑らせたり、最悪の場合、指輪を切る用ペンチがあるのでそれで切断させて貰います。

結婚指輪や大切な人から譲り受けた指輪であることが多いはず。

心配な人は事前に ジュエリーショップなどで外してもらうのをオススメします。

ブラジャー

患者さん

え…?ノーブラで手術室まで行くの…?

そうなんです。

気になる人は、キャミソールやタンクトップ、前開きの肌着を着る人もいますが……

手術台にあがったら
ほぼ裸になってしまうので
あんまり関係ないんだよな…

ナースあさみ

っていうのが、本音です。

なぜなら、速やかに裸に近い状態になってもらい
スムーズに麻酔の導入を始めたいから。

むしろ、浴衣など脱ぎやすい格好で手術室にいくのも、こういう理由です。
寝っ転がって、紐をほどいたら、すぐ裸。

背中やお腹の消毒がしやすいし、手術中の体勢を決めたりしやすいのです。

 

ネイル(ジェルネイルも)

患者さん

爪なんて、関係なくな〜い?

って思われるかもしれませんが

関係大アリなんです…!!

術中、指先にはパルスオキシメーター(サチュレーションモニター)と呼ばれる機器をつけます。

これは、血液中の酸素の濃度をはかるもの。

手術中、人口呼吸器を使って呼吸を管理します。
ちゃんと全身に酸素が行き渡っているかを確認するための機械なんです。

しかし、ネイルとしているとこの機器の精度が落ちます。

つまり、ネイルが邪魔して酸素の濃度を正確に測れないことがあり得るんです。

そうすると、安全な呼吸管理の妨げとなってしまいます。

 

手も足もジェルネイルしている人なんて、正直困っちゃいますね。

最終的にそういう可能性もあることを説明し、患者さんからの同意を得て手術することが多いです。

しかし、何もつけていない爪につける前提で作られているものなので、その機能が100%発揮されているかの保証はできかねます。

入れ歯・マウスピース

これはもう絶対!!

たまに、歯列矯正で仮歯状態の方もいるでしょうが、そういう人も申し出て欲しいです。

 

なぜなら、手術では挿管(そうかん)と言って、口から気管にかけて人工呼吸器につなぐ用のチューブを挿入します。

その際に、入れ歯や仮歯があったら器具にあたってしまい
最悪の場合

胃や気管の中に入り込んでしまうんです。

そうすると、手術の進行が止まってしまいます。
まずは、胃や気管の中に入ってしまったモノを取り出さないといけないから。

そうすると、手術の時間が伸びますし、何よりリスクが増えます…!!

入れ歯やマウスピースそのものが破損してしまうこともあるので、術前は絶対に外して欲しいです。

カツラ

これは、かなり自尊心に関わる問題なんですが

・本人の知らないところで金属が使われている
・術中、汗や湿度で蒸れてしまう

などの理由で、外してもらっています。


(パカッ)

手術室に入ってから外す人もいますが、医療関係者の中で気にする人はいません。

手術から帰ってくる時は外した状態、そして失くさないためにも看護師から返却されるものになります。

それならばベッドサイドで外して手術室へ向かったほうが、自分の思い通りの状態で保存しておけます。

 

 

今回はここまで!

ではまた。

 

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