医療者と患者さんとの理解のギャップを埋めるために、私が出来ること

どうも、ナースあさみ(@asami300765)です。

先日、あるがん患者さんと話していたら

あなたのような考え方を持った看護師さんが少数派だと言うことが
ここ1番の絶望でした
と、言われました。

 

 

私のような考え方というのは

  • その人らしく生きて最期を迎えることに価値がある
  • 医療はあくまで手段。目的じゃない。
  • 緩和ケア=なすすべがなくなった時の最後の手段という認知を変えたい
  • 患者さんの状況や病気に応じて、もっとカスタマイズされた医療やケアを提供した方がいいのではないか

 

 

ざっとこんな感じ。

おそらく、緩和ケア、ターミナルケアに関心があったり
従事している人には当たり前の考え方かもしれません。

けれども、これは医療界全体で見るとまだまだマイノリティ。

 

今の病院でも医療用麻薬に関して

え?オレ使ったことないから処方出さないよ。

他の痛み止めフルコンボするから麻薬は使わないで。

とか言っちゃうドクターがいます…
(残念極まりないし、患者さんに不利益)

実際、日本の医療用麻薬使用量は
先進国の中できわめて低いです。

参考リンク
医療用麻薬消費量

ということは
患者さんからしたらこういう考え方は
ほぼほぼ知られていないという訳です。

今でも多くの患者さんやご家族に

「これから緩和ケアを導入しましょう」
と言うと
「もう助からないってことですか?」

と、ほぼ100%聞かれます。

 

 

ち が う か ら !!

 

 

点滴や人工呼吸器は患者さんを助けるための素晴らしい医療ですが
同時に同じくらい患者さんを苦しめる時もあります。

その見極めをして
患者さんに提案出来るのがプロである医療者なはず。

その点、緩和ケアは根本的に病気を治すための方法ではありませんが
患者さんの暮らしの質(クオリティ・オブ・ライフ )を劇的に改善させることがあります。

しかしながら実際の臨床では、医療者が忙しすぎる。
患者さんを思って残業しようとすると上司から怒られる。
それゆえ、話し合う時間も提案にかける情熱も持てないのが実情です。

 

患者さんにパパっと説明して
とりあえず人工呼吸器つけちゃうし

 

外科医の俺が手術した患者は最期まで俺の患者だ!
というエベレスト並のプライドのせいで
緩和ケアや内科の適切な処置を受けれなかったりするし

 

ひょっこり出てきた親戚から
「入院してるのに点滴もしないなんてありえない!」と言われ
がんの終末期患者さんにとっては
もはや無益に近い高カロリー点滴(普通の点滴よりも濃いやつ)を
投与し続けることもザラにあります。

 

こういう背景を踏まえてお話していたところ
私はその患者さんに絶望を与えてしまったようです。

希望になり得るはずの医療者である私が

患者さんに絶望を与えたことにこれまた私がショックを受けました。

 

それから頭の中でぐるぐるぐるぐると
考えをめぐらせていまして

それはもう
ご飯を食べていても
トイレに入っていても
大好きな本を読んでいても

ずっと。

 

 

そして、考え抜いたところ

  • こういう考えを持ったナースがいることをもっと知ってほしい
  • 自分の頭で考えて治療方針を決められる患者さんを増やしたい
  • 正解の医療ではなく、その人に合った医療を
  • 生き様がカッコいい人は最期もイケてる
  • これから患者さんになる人に向けてデータとなるような情報やエピソードを伝えたい

 

こういうことを発信するメディアを作ればいいのでは…!!

という結論に至りました。

もちろん、私たち医療従事者には守秘義務があるので
個人が特定されるような情報は書きません。

 

 

しかし

 

60歳、男性、胃がん、のようなかたちで
症例やエピソードに必要な情報はバンバン載せます。

だってこれがないと面白くないから。
身近に感じないから。

 

そうすると、こちらとしても
身を削った体験や情報をお伝えしなくてはなりません。
(実際に私が出会ったきた患者さん、症例てんこ盛りなので)

私自身が炎上したり、叩かれるのは全然いいのですが
事例にあげた患者さんやそのご家族が嫌な思いをしたり
私に関わったことで不利益を被ることは本意じゃありません。

 

そのため、有料とさせて頂きました。
noteで設定出来る最低価格(=300円)のマガジンです。

とは言っても、最初の月は無料なのでお試し感覚で購読してみて下さい。

 

コンテンツの内容は

  • 医療コラム
  • 患者さんとのエピソード
  • 印象に残った症例や病気
  • 医療関係者から見るあるあるネタ

あたりです。
更新しながら内容は徐々に固めていきます。

 

病気や障害をはじめ、人生の中で危機に陥ったとき
自分の頭で考えて行動するってとても難しい。

だから、このnoteを活用し
いろんな人のエピソード、体験、価値観に触れて

  • 自分だったらどうするか
  • 何を選び、何を捨てるのか
  • 自分にとって豊かな人生とは

を考えるきっかけになったら嬉しいです。

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ではまた。

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