いわゆる「いい病院」って、どんなところ?

どうも、ナースあさみ(@asami300765)です。

突然ですが、看護師をしていると、よく聞かれるのがこの質問。

患者さん

いい病院って、どう見分けるの?

です。

今回は、この件について私なりの見解を書いておきます。

いい病院なんて、そもそもない

はじめから、読む気を削ぐような解答で申し訳ないですが、いい病院なんて、そもそも存在しません。

ケアもそうですが、医療もすべて属人化するもの。

患者さん

担当の先生が病院を変わるなら
私もついていく!
という患者さんも、珍しくありません。

ということは、評判は病院というコミュニティではなく、医者や看護師、薬剤師などの個人に帰属するものと考えています。

だから、○○病院が良い悪いのではなく、自分と相性の良い医者や医療スタッフと出逢うことが最優先。
そこから、かかりつけとして信頼関係を築いていけたらベターだなと思います。

では、いい医者ってどんな人?

それは、私たち患者に対して同意を得ようと努めてくれる人、だと思っています。
ここ、ちょっと解説しますね。

インフォームド・コンセント、臨床ではICと略されたりしますが、今の医療現場では患者さん(または家族)の同意を得てから治療を進めるのがスタンダードとなっています。

そのため

ヤブ医者

あぁ、腸炎だね。
とりあえず、抗生剤と整腸剤出しとくから

なんて医者は、時代遅れですね〜
完全なる父権主義(パターナリズム)、俺のいうことを聞いておけ!みたいな医者は、淘汰されたらいいと思います。

そうではなく

名前

たぶん、症状から考えて腸炎だとみて間違いないですね。
余計な検査をしても仕方がないので、まずは抗生剤と整腸剤で5日間ほど経過観察してみましょう。
抗生剤やその他の薬で、アレルギーが出たことはないですか?
はい、ないですね。
多くの腸炎の場合、これで軽快するはずです。
もし、改善しない場合や症状が悪化した場合、すぐにまた来院してくださいね。

こういうのが理想。

まず、医者の見解や判断が示されている。
その上で、患者の同意を得ながら会話を展開しています。
そして、症状や病気を100%断定せずに、違った場合の説明もしています。
パーフェクト!だと、私は思います。

つまり、医師の見解や方針を示しつつも、それにあなたは同意しますか?ついてきてくれますか?をきちんと確認・説明してくれる人がいいなと思います。

医師からすると、このプロセスって時間がかかるのに、レセプトにも反映されない部分。
そこを、患者との信頼関係を築くというポイントで自身のリソースを割けるかどうか、なんです。

予約の取りにくい医者の診療時間が長いのは、こうした理由もあるからかもしれません。

それでも、いい病院の探し方が知りたい!

という人もいるでしょうから、ナースあさみ的病院の探し方をさらりと載せておきます。

家から近いのが大原則

まずは、近所が原則です。
自分で歩いていけるのが一番。
命や体調の危機の時に優先されるのは、評判ではなく物理的な近さだと思っています。

そこで納得できなかったり、おかしいな?と思ったら違う病院を探せばいいだけ。

おそらく、口コミ社会となっているので、病院の評判も口コミをみて決める人が多いと思うのですが、こと病院や医療に関しては、私は一切、口コミを信用していません。

だって、病気とその対応って超個別対応ですからね。
一人ひとりに、違うフラペチーノを提供しているようなもんです。
しかも、まずくても飲んでもらわなきゃいけないようなフラペチーノを。

そういう空間に、星5つの評価がたくさん並ぶこと自体おかしいと思っています。
そのため、口コミではなく自分の主観を信じて欲しいと思います。

医師やスタッフの手がキレイかどうか

これも当たり前なんですが、医療従事者って患者さんに触れますよね?
なのに、爪の間が黒かったり、手が汚いなんてあり得ないと思っています。

補足すると、医療従事者の手指が院内感染における一番の感染源です。
手が汚い=患者さんをさらなるリスクに晒すことがある、という認識を持っていないスタッフはう〜ん…という感じです。

女性だと、爪を伸ばしていたり整えていること=キレイと思われがちですが、医療において優先されるのは安全性です。
美しさは二の次。

爪が伸びているせいで患者さんの皮膚をひっかいてしまったり、使い捨ての手袋が処置中にやぶけてしまうほうが、双方ともに不快だと思います。

補足:夜間診療、土日診療がイケてない理由

多くの働く社会人が、この時間に診療を受けることが多いと思いますが、あなたたちが休みということは、医者だって休み。

そのため、専門領域外の医師が当直や当番をしていることが、ほどんどです。
なんとなくしかわからないことや、専門領域ほど自信を持って診察できないことがあって当然。

だから、なんかイマイチだったな〜…と思う前に、休みをとって平日に受診してください。

こういうことは、あまり言いたくありませんが、もう悪化してどうにもならなくなって休日に受診する人って、それほど仕事が大事 or 自分の健康をどうでもいいと思っている人、ということですよね。
つまり、健康の優先順位が低い。

そういう人に、120%の医療が提供されると思いますか?

とりあえず、カレーでいいよっていう旦那さんに、全力で美味しいカレーを作ろうと思いますか?という話と似ているかもしれませんね…
カレーでいいよっていう旦那には、レトルトカレーでいいのでは?と思ってしまう派です。

つまり、きちんとした診察・医療を望むのなら、患者さん側にも協力して欲しいということ。

医療は、医療従事者が100%を提供するものではなく、医療従事者と患者さんが協力して120%を目指すもの、だと私は思います。

 

 

今回は、これでおしまい。

ではまた。

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